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鬼ごっ子

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談笑

『妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』よかったですねえ!大興奮!!鬼太郎に!!!(笑)ま、それが目当てですからwww
そんな妖怪ウォッチのエンドロールのワンシーンから膨らんだ妄想です♪若干ネタバレ、ねつ造を含みます!ご注意くださいm(_ _"m

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映画本編で鬼太郎が協力することになったとき、「僕だけで大丈夫だよ」的なことを言って、ねこ娘たちは留守番を食ってます。が、ねずみ男が勝手に鬼太郎についていったという設定です。

談笑


「あれ? みんな帰らなかったのかい?」
ゲゲゲの森に戻った鬼太郎は自らの家の御簾を上げてなんとも気の抜けた声で言った。一番入り口に近いところに座っていた猫娘は、振り返って鬼太郎を見上げ、だってぇと口を尖らせた。
「ねずみ男がどっか行っちゃったんだもん。きっとまた何かしでかす気よ」
キラリと爪を光らせるねこ娘は、見つけたらただじゃおかないと言いたげな気迫だ。砂かけばばあと子泣きじじいも腕を組んでうんうんと頷く。鬼太郎は、自分の背に隠れて事の成り行きを見守っているねずみ男を盗み見てクスリと笑った。
「ねずみ男なら僕と一緒にいたよ」
そしてスッと横にずれ、部屋の明かりに照らされたねずみ男を指さす。数秒遅れてねずみ男がビクリと体を震わせた。
「あんた! 鬼太郎についてって何してたのよ!」
シャー! と化け猫になって襲い掛かろうとしたねこ娘を鬼太郎が止めた。
「まあまあ、ねこ娘。落ち着いて。ねずみ男は何もしてないよ。また人間からお金を取ろうと企んでたみたいだけど、ちゃんと注意しておいたから」
「鬼太郎は甘いよ!」
そう怒ったもののねこ娘は鬼太郎に食って掛かることはせず、座りなおして頬を膨らませた。鬼太郎はねこ娘の隣に静かに座った。
「まったく鬼太郎のお人好しにはほとほとまいっちまうぜ。鬼太郎のせいでとんだカモを逃がしちまった。今どきの若いやつは金持ってるわ、モノを知らないわでいい……」
そこまで言ってねずみ男は慌てて口を押えた。たまたま座った空いている場所がねこ娘の隣だったことに気付いたが、もう遅い。
バリっという皮膚を割く音。次いでねずみ男の叫び声がゲゲゲの森に木霊した。
そんな様子を見ながらクスクスと笑う鬼太郎は、今日も平和だなぁとぼんやりと考えていた。

++++++++++++++++++++++++++++++++++


まだキャラとか口調とかつかめてないけど書かずにはいられなかった!!
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読書 妄想
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ここは、鬼太郎至上主義者である私―傘屋が管理する二次創作ブログです。
小説を不定期であげています。
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